MLR工法

MLR工法(Eタイプ)とは

MLR工法とは、(Manhole Lining Renewal)の略称で、硫化水素等で腐食し、耐用年数及び強度が低下したマンホールに、強度と防食性を付与し、耐用年数を向上させる非開削マンホール更生技術です。
平成11年に、下水道新技術推進機構より技術審査証明を取得し、平成20年6月にEタイプの更新とGタイプの新規追加を行っております。

MLR工法(Eタイプ)の特徴

・腐食により強度が無くなったマンホールの強度復元をすることが可能です。
・硫化水素等の腐食要因を遮断し、長期間にわたりマンホールの防食効果を維持します。
・マンホール内への侵入水、マンホール外への漏水を防止することができます。
・全く路面の開削を必要としない非開削更生工法のため、粉塵問題、産廃物も無く工期の短縮も可能です。
・湿潤面でも注入樹脂は接着するので、水替え(インバート肩部以下の場合)、
 乾燥作業が必要ありません。

 また、注入樹脂は溶剤を含みませんので、 臭気問題も最低限に押さえることができます。
・大型設備、重機を使いませんので、騒音問題も無く、周辺環境に優しい工法です。

MLR工法(Gタイプ)とは

MLR工法(Gタイプ)は、あらゆるコンクリート構造物に適応する非開削防食工法です。
MLR工法(Gタイプ)は、防食を目的に開発した修繕工法です。
従来の更生工法と合わせて、目的に応じて選択が可能となりました。

MLR工法(Gタイプ)の特徴

・耐薬品性に優れたMLRモールド‐GとMLRグラウト材による2重保護機能を持ち、
 過酷な下水環境下の雰囲気でも腐食を防止します。
・下地に大きな凸凹があっても、MLRグラウト材が低粘度で流動性が良い為、隙間無く充填され
 不陸調整が軽減されます。
・MLRグラウト材は、湿潤状況下でも強固な接着性を得られる為、下地の乾燥等を行わないで
 施工
ができます。
・施工に大掛かりな設備を必要としない為、交通規制・騒音問題等の影響が少なく開削等で
 発生するような廃材も出ない、環境にやさしい施工方法です。
・従来の更生工法に比べ、MLRモールド-Gを軽量化したことにより、更に作業性が向上します。

MLRグラウトの特性

1. コンクリート平板の表面をワイヤーブラシで研磨し、脆弱部・レイタンスを除去。
2. MLRモールド‐Gに中毛ローラーにてMLR注入樹脂を塗布し硅砂を散布し固着させる。
3. MLR注入樹脂養生時間後、コンクリート平板と10mmの隙間を空けてMLRモールド‐Gを設置。
4. 隙間部にMLRグラウド剤を注入する。
5. 材齢で付着試験(コンクリート板まで切り込み)

MLR工法(Gタイプ)施行手順

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